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大磯井上蒲鉾店

電話でのお問い合わせはTEL.0463-61-0131

〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1306

井上蒲鉾店の歴史HIstory

歴史

戦後の井上蒲鉾店
大磯 井上蒲鉾店は明治十一年に創業しました。
初代は井上平吉。小田原市網一色に生まれ、この地に古くから住む伝吉の養子になり、小田原市千度小路の山本ハマと結婚しました。ハマの生家は魚屋だったので、海岸からとれる沖キスなどの魚を原料にして始めたのが蒲鉾作りでした。
今でこそ蒲鉾は庶民の食べ物として親しまれていますが、明治の時代には食べ物としては高級品でした。
二代目は井上平太郎。明治十八年に大磯海水浴場が誕生し、その後明治の元勲をはじめ宮家、財閥などが別荘を建て始める頃には、井上のかまぼこも少しずつ名が知られるようになりました。ところが平太郎は若くして亡くなってしまいました。

残されたのは当時6歳の三代目井上彦太郎と姉のイチに妻のキンの3人。大黒柱を失った上に当時、大磯には同業者が8つもあり激烈な過当競争に勝ち残らなければなりませんでした。
井上キン
とにかくキンは働き者でした。幸い当時16歳の牧田貞次郎がいたので、キンと二人して平太郎亡き後の暖簾を守り抜きました。定次郎は早朝から原料を求め自転車で茅ヶ崎、鎌倉まで出向き、戻ってからキンと二人でかまぼこを作りました。
長い擂粉木棒で二人して四斗樽に氷を細かく砕いて冷蔵庫代わりにしました。キンと貞次郎は懸命になって井上蒲鉾店を盛り上げました。
牧田貞次郎は後に彦太郎の姉イチと結婚し鎌倉に店を開きました。これが鎌倉 井上蒲鉾店の始まりです。
その後、三代目井上彦太郎、四代目井上浩吉は生産ラインの一部を機械化したものの、先代からの技法や味を守り、頑なまでに手作りにこだわってきました。

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大磯 井上蒲鉾店

〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1306
TEL.0463-61-0131